photo: CHIBA Akira

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伊豆の沿岸からわずか数キロの洋上に世界最大級の風車が100基も立つ。この計画を最初に聞いた時は、度肝を抜かれた。 

伊豆半島は国立公園。2018年にはUNESCOの世界ジオパークに認定されている。海岸線には生きた地球のダイナミックな息吹を感じさせるジオサイトが続く。国内はもちろん、世界中にファンがいる風光明美な観光地だ。 


そこに原発半分の総出力に相当する巨大風力発電所を建設するというのだ。美しい海の環境や風景をいちじるしく改変して、これまで育んできた産業やライフスタイルを捨てて、伊豆は都会の再エネ供給地になれというのか。 


パリ協定、SDGs、グレタの大活躍-もちろん知っている。東京などの大都市がCO2排出ゼロを目指していることも、日本がエネルギーミックスの転換点にきていることも。その重要性は認識しているつもりだ。 

ただ、海や山を身近に感じられる伊豆に大規模開発は向かない。むしろ真の意味で自然と共生できる小規模なイノベーションを組み合わせて、それこそ「伊豆グリッド」を確立して新たなモデルとして提示することこそ、伊豆が日本や世界に貢献する道ではないか、と常々考えている。 


「クリーン」の御旗を掲げていようが、国策であろうが、失われる価値の方が明らかに大きい今回のような事業には甚だしく暴力的なものを感じてしまう。 


伊豆はESG投資案件ではない。小さな半島に自然の恵みがぎゅっと詰まった光り輝く玉手箱、私たちみんなの楽園なのだ。 


伊豆の南端から東海岸にかけてこのような大規模な改変を許してしまえば、今後伊豆の各地で再エネに名を借りた開発がさらに進むだろう。だからこそ、国策だろうがなんだろうが、いま伊豆の海を守らねばならないのだ。 


…と、意気込んではみたものの、なにぶんにも学ぶべきことは多いし情報は錯綜しているし、どう行動すべきなのかわからない。

そんなわけでこんな情報共有サイトを開設してみました。時間が惜しいので、走りながら改善していきます。 


情報やリンク先、活動予定やアドバイスのご提供をよろしくお願いします(サイトの一番下に投稿フォームあり)。 


伊豆を愛するすべての人の知恵と力を結集して、再エネの名を借りた巨大開発から伊豆の海を守りましょう。 


Save Our Sea IZU 管理人 

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