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(更新:2020年4月10日)
4月10日
●5月19日の洋上風力発電に関する講演会は中止に
5月19日に下田市内で予定されていた洋上風力発電に関する講演会が中止となった。
会場の下田市民文化会館がコロナウィルス拡散防止のため下田市の要請で業務を一時休止したため。今後の開催予定は未定。
「子どもたちのために伊豆の海を守りたい―南伊豆洋上風力発電は必要ですか?」と題された講演会を企画したのは、澤登英信氏と進士濱美氏ら下田市議会議員有志を中心としたグループ。
下田市議会は、パシフィコ・エナジー社が進める南伊豆沖の洋上風力発電事業の中止を求める意見書を3月13日に全会一致で採択している。
講演会では日本環境学会元会長の和田武さんが講師として招待されていた。同氏は欧州での再生エネルギーの導入に詳しく、日本のメガソーラー・大規模風力発電計画との違いや問題点について国内各地で講演を行っている。
問い合わせ先は、澤登さん(090-7852-6778)、進士さん(090-3383-9186)。
3月24日
●洋上風力発電に関する講演会 5月19日に下田で開催
洋上風力発電に関する講演会が5月19日(火)に下田市で開催される。
「子どもたちのために伊豆の海を守りたい―南伊豆洋上風力発電は必要ですか?」と題された講演会を企画したのは、澤登英信氏と進士濱美氏ら下田市議会議員有志を中心としたグループ。
下田市議会は、パシフィコ・エナジー社が進める南伊豆沖の洋上風力発電事業の中止を求める意見書を3月13日に全会一致で採択している。
今回講師を務める和田武氏は日本環境学会の元会長。欧州での再生エネルギーの導入に詳しく、日本のメガソーラー・大規模風力発電計画との違いや問題点について国内各地で講演を行っている。
会場は下田市民文化会館・大会議室。開場18:30、開演19:00。資料代として300円を徴収する。ただし、高校生以下は無料。
問い合わせ先は、澤登氏(090-7852-6778)、進士氏(090-3383-9186)。
3月14日
●南伊豆町議会も洋上風車建設に反対する意見書を採択
南伊豆町議会は13日の3月定例会本会議でパシフィコ・エナジー社による南伊豆沖の洋上風車建設計画に反対する意見書を全会一致で採択した。14日付けの伊豆新聞、静岡新聞が報じた。
意見書は内閣総理大臣はじめ、関係各省の大臣、県知事に提出する。下田市議会も12日に同様の意見書を採択している。
谷正議員が提出した意見書は、同事業の計画区域の周辺に伊豆半島ジオパークのジオサイトが多数存在することや船舶事故が多発する海域であることなどを指摘し、「町民・国民・世界の観光客に癒やしの場を提供し続けるため」事業の中止を強く求める内容。
「(仮称)パシフィコ・エナジー南伊豆洋上風力発電事業」は、南伊豆町と下田市の沿岸から1~10キロの洋上に高さ154~260メートルの風力発電機を最大100基建設して、伊東市まで海底ケーブルで送電して東京電力に売電する計画。
パシフィコ・エナジー社は昨年10月に環境アセスメント制度にもとづく『配慮書』段階をクリアして、現在はアセス実施に向けて『方法書』を作成している。
〇参照:伊豆新聞、静岡新聞/3月14日
3月13日
●下田市議会が洋上風車建設に反対する意見書を採択
下田市議会は12日に開催された3月定例会の本会議でパシフィコ・エナジー社による伊豆沖の洋上風車建設計画に反対する意見書を全会一致で採択した。
意見書は内閣総理大臣はじめ、関係各省の大臣、県知事に提出する。
沢登英信議員が提出した意見書は、同事業が景観・自然環境・海上交通などにおよぼす影響を列挙し、「市民が安全に安心して暮らすことのできる生活環境を整える」ことを市議会の使命として、事業計画の撤回を求めたもの。
南伊豆町議会も13日の本会議で同様の意見書を採択する予定。13日付けの伊豆新聞、静岡新聞が伝えた。
「(仮称)パシフィコ・エナジー南伊豆洋上風力発電事業」は、南伊豆町と下田市の沿岸から1~10キロの洋上に高さ154~260メートルの風力発電機を最大100基建設して、伊東市まで海底ケーブルで送電して東京電力に売電する計画。
パシフィコ・エナジー社は昨年10月に環境アセスメント制度にもとづく『配慮書』段階をクリアして、現在はアセス実施に向けて『方法書』を作成している。
〇参照:伊豆新聞/3月13日
2月19日
●静岡県、伊豆市のメガソーラー計画に対して環境アセスが必要と判定
静岡県は、伊豆市上白岩のゴルフ場敷地内に計画されている太陽光発電事業に際して環境影響評価(アセスメント)が必要と判定した。静岡新聞が伝えた。
開発事業者であるブルーキャピタルマネジメント社は、伊豆スカイラインカントリー倶楽部の敷地31.5ヘクタールに太陽光パネル10万枚を設置する計画。
伊豆市は環境に著しい影響を与える恐れがあるとして環境アセスメントの実施を求める意見書を県に提出していた。
県は事業の届け出を受けて、実施区域内の希少生物や河川に影響を及ぼす可能性があるため環境影響評価が必要と判定し、事業者に通達した。
ブルーキャピタルマネジメント社は函南町軽井沢と伊東市鎌田でも太陽光発電所の開発を進めている。
伊豆半島では山林の大規模開発を伴うメガソーラー案件が急増しており、工事差し止め訴訟が始まった伊豆高原メガソーラーパークなど、地元住民を中心に各地で反対運動が起こっている。
〇参照:静岡新聞/2月19日
1月28日
●伊豆沖の洋上風力発電計画に対する地元地域の反対姿勢が鮮明に
パシフィコ・エナジー社が伊豆沖で計画している洋上風力発電事業に対する地域の反対姿勢が鮮明になってきたと、1月28日付けの伊豆新聞が伝えている。
「最大の利害関係者」である伊豆漁業協同組合は、昨年11月25日に開催した理事会で風車建設への反対を全会一致で決議した。
その理由として「多くの船舶が往来する石廊崎沖での衝突事故」「海底ケーブル設置に伴う環境破壊」「景観への影響」「大地震や大津波、想定外の強風による二次災害」への懸念を挙げている。
川勝平太・静岡県知事は計画阻止を早くから明言してきた。加えて、福井祐輔・下田市長が昨年12月の定例会見で「好ましくない」と発言、岡部克仁・南伊豆町長も議会で「景観や災害対策」など様々な観点から事業への反対を唱えている。
また、下田の医師が伊豆新聞に風車反対の広告を掲載、年末年始には市民有志が風車建設から守り伝えたい伊豆の海を表現する展覧会を開催するなど、市民レベルでも反対の声が高まっている。
「(仮称)パシフィコ・エナジー南伊豆洋上風力発電事業」は、南伊豆町と下田市の沿岸から1~10キロの洋上に高さ154~260メートルの風力発電機を最大100基建設して、伊東市まで海底ケーブルで送電して東京電力に売電する計画。
パシフィコ・エナジー社は昨年10月に環境アセスメント制度にもとづく『配慮書』段階をクリアして、現在はアセス実施に向けて『方法書』を作成している。
〇伊豆新聞/1月28日
1月9日
●伊豆漁協、伊豆沖の洋上風力発電事業計画に全会一致で反対決議
伊豆漁業協同組合は、2019年11月25日に開催した理事会で、伊豆沖で計画されている洋上風力発電事業に反対する決議を全会一致で採択した。1月9日付け静岡新聞が伝えた。
同組合は反対の理由として、建設予定海域に含まれる石廊崎沖が海上交通の要所であること、海底ケーブル敷設による自然環境の悪化や風車建設による景観の悪化、自然災害による設備の破壊への懸念などを挙げた。
佐藤泰一組合長は「事業者は早期に計画を撤回してもらいたい」と語った。
「(仮称)パシフィコ・エナジー南伊豆洋上風力発電事業」は、南伊豆町と下田市の沿岸から1キロの洋上に総出力500メガワットの巨大風車を最大100基建設して、伊東市まで海底ケーブルで送電して東京電力に売電する計画。
事業者であるパシフィコ・エナジー社は2019年8月に環境アセスメント制度にもとづく『配慮書』を提出し、現在アセス実施に向けて『方法書』を作成している。
伊豆漁協は、稲取、下田、南伊豆、仁科、安良里、土肥、松崎、田子の8つの漁協の共同体。年間取扱高は約20億円で、下田市魚市場のキンメダイの水揚げは全国トップ。各支所では浅海磯根漁業が盛んで、イセエビ、アワビ、サザエ、テングサなどの特産品がある。
〇静岡新聞/1月9日
2019年のニュース
12月24日
●下田市長、洋上風力発電計画に反対の姿勢を初めて示す
福井祐輔・下田市長は24日の定例記者会見で、伊豆沖で計画されている洋上風力発電事業について「好ましくない」とし、計画に反対する姿勢を初めて示した。
市長は市議会の12月定例会で「今後、科学的な根拠が出てくる。それを見定めて総合的に判断する」と答弁するなど、これまで同事業について賛否の表明を保留してきた。
静岡新聞によれば、市長は、自分は推進派と誤解されているが環境アセスメントの過程で県に提出した意見書でも当初から計画への懸念を示してきたと語った。
「(仮称)パシフィコ・エナジー南伊豆洋上風力発電事業」は、南伊豆町と下田市の沿岸から1キロの洋上に高さ最大260メートルの巨大風車群を建設して海底ケーブルで伊東市まで送電して東京電力に売電する計画。
同社が環境アセスの実施に向けて提示した『配慮書』に対して、下田市など関係市町の首長は、それぞれ「市長・町長意見」を静岡県に提出している。
同計画については、市民有志が反対の意見広告を掲載し、市民グループによる展示会が予定されるなど「市民の関心や反対の声が高まっている」と、伊豆新聞は報じている。
海は観光業や漁業など地域の主要産業にとって重要な資源であり、稼働による影響が想定される風車から2.2キロ内陸の地域には多くの住民が暮らすことから、市民の間では巨大風車の建設に対する懸念が広がっている。
すでに川勝平太・静岡県知事や森竹治郎・静岡県議会議員が計画への反対を表明しており、環境省も『配慮書』への「大臣意見」で自然景観や生態系への影響を回避・低減するために計画の大幅な見直しを検討するよう促している。
○参照:伊豆新聞、静岡新聞/12月25日
11月2日
●森 静岡県議、南伊豆沖と遠州灘の洋上風力発電計画に反対を表明
下田市出身の森竹治郎・静岡県議会議員は、パシフィコ・エナジー社が南伊豆沖と遠州灘で計画している洋上風力発電計画に反対する姿勢を鮮明に打ち出した。
11月2日に新聞折り込みで各戸配布された「県政報告」では、同議員のもとに各地の漁業関係者から反対の声が寄せられており、自身も「漁業操業や船舶の安全航行、観光振興の立場から反対」としている。
また、10月10日に川勝知事、森県議、薮田県議、江間県議、南駿河湾漁協、福田漁協、浜名漁協、伊東漁協、伊豆漁協の各組合長、天野経済産業部長、水産業局長、水産振興課長、鈴木くらし環境部長らが会合を行い、洋上風力発電への反対で一致したことも明らかにしている。
環境アセスメントの『配慮書』段階にある南伊豆沖の計画については、10月17日に「県知事意見」、同21日に「環境大臣意見」が経済産業省に提出されている。これらを受けて経済産業省は11月6日の期限までに「大臣意見」を発表する。
○出典:「森 竹治郎県政報告・秋季号」/11月2日配布
★「過去ニュース」をご覧ください。
12月29日
●静岡新聞 「CO2ゼロ宣言」自治体、増加の一方で実現には課題
12月27日
●長崎県五島市沖 再エネ海域利用法で初の促進区域に指定
12月14日
●下田市 再エネ開発から水源を守るため条例改正へ
12月13日
●下田市長 議会で洋上風力発電について賛否明言せず、環境アセスを見守る
12月5日
●富士市の日本製紙工場内の火力発電所、燃料を石炭からバイオマスへ転換
12月1日
●洋上風力発電促進海域の「拠点港湾」指定に向けた改正港湾法が成立
11月26日
●太陽光発電設備の廃棄費用の強制積み立て制度、2022年に導入へ
11月18日
●下田の医師が伊豆新聞に洋上風力発電反対の全面広告
●南伊豆町 景観まちづくり条例案への意見を公募
11月7日
●洋上風力発電反対全国大会に合わせて伊豆でも集会
11月6日
●経済産業省 南伊豆洋上風力発電計画への「大臣意見」公表
10月25日
●静岡県 河津町逆川のメガソーラー計画で環境アセスメントを開始
10月21日
●環境省 南伊豆洋上風力発電計画への「大臣意見」公表
10月17日
●静岡県 南伊豆洋上風力発電計画への「知事意見」公開、景観や生態系への重大な影響に「強い懸念」示す
●河津町逆川太陽光発電所 下田市役所でも21日まで「意見書」受け付け
10月12日
●国交省 秋田沖など4海域を洋上風車促進区域に指定へ
10月11日
●伊豆新聞 南伊豆洋上風力発電に関する特集を掲載
10月8日
●静岡県知事、南伊豆沖洋上風力発電計画に対して「皆様も声を上げて」
10月8日
●下田市長、南伊豆沖洋上風力発電について国のエネルギー政策を強調
10月7日
●静岡県知事、南伊豆沖洋上風力発電計画の阻止を表明
10月7日
●静岡県知事、南伊豆沖の洋上風車は「絶対に建てさせない」
10月5日
●富士宮市で持続可能な小水力発電活用に向けて市民100人がフォーラム
10月4日
●河津町逆川太陽光発電所、下田の海への影響も調査するよう説明会参加者が要望
10月4日
●静岡県の環境影響評価審査会、南伊豆洋上風力発電計画に「強い懸念」
10月3日
●秋田県 風車が過密化、前後を挟まれた住民から反発の声
10月3日
●南伊豆洋上風力発電に関する静岡県の環境影響評価審査会が第2回会合
9月28日
●東伊豆町・白田の風車、大型化へ向けて11月末に騒音調査
9月27日
●天竜の風力発電計画で浜松市が環境影響評価審査会
9月27日
●静岡県、南伊豆沖と遠州灘の洋上風力発電計画に懸念を表明
9月27日
●南伊豆沖洋上風力発電事業、県の審査会で事業見直し求める声も
9月27日
●遠州東部・山間部の風力発電事業、配慮事項の選定見直しを
9月26日
●静岡県の環境影響評価審査会が第1回会合を開催
9月25日
●伊豆の各市町の「市長/町長意見」公開
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